ポルシェ 962C
1994年全日本GT選手権の第1戦・3戦・5戦にエントリー。
ドライバーは1992年の全日本F3選手権チャンピオンで1990年のル・マン24時間耐久レースにて3位の経験もあるアンソニー・レイドと、茂木和男のペアで参戦しました。(途中から近藤真彦に交代)
第1戦・第3戦では圧倒的な速さでポールポジションを獲得。第3戦では優勝しています。
当時のJGTCではスタンディングスタートを採用していたが、ローリングスタートしか想定していないグループCカーには1速が設定されていなかった為、決勝ではスタート時に出遅れることがよくありました。
グループCというカテゴリのマシンをJGTCの車両規定に合わせる為に、300kgのウェイトを追加で積んだり吸入孔にリストリクターを装着した事もあり本来の車両のポテンシャルを発揮することが出来ませんでした。
962Cのライバルとなる国産ワークスチームのタイムがマシンの改良によって速くなる中で、レギュレーションによる制約や制限事項が多くこれ以上のタイムアップは困難と判断し、1994年限りで参戦を終了しました。