1994年のシリーズ開幕から長い歴史を持つGTシリーズ。その歴史を紐解くと意外な過去が明らかになってきます。現在では、メーカーのワークスドライバーとして活躍している有名ドライバー達も、キャリアの初期には意外なマシンをドライブしていたことも。このシリーズでは、そんな有名ドライバーが過去にドライブしていた意外な参戦マシンを紹介します。
安田裕信がフェラーリをドライブ!?
今回は安田裕信選手を紹介します。
安田選手は2月12日に発表された日産の2018年モータースポーツ活動の中で、今年はGAINERからGT300クラスに参戦することが明らかになりました。
2008年以来のGT300参戦となる安田選手が新しいGT-R GT3でどんな活躍を見せるのか、日産ファンの筆者は注目しています。
そんな安田選手、実はGAINERに所属するのは今年が初めてではなく、1レースだけではありますが以前にもGAINERからGT300に参戦したことがあります。
そのレースは2007年の最終戦富士。このレースにも安田選手はGAINER(当時のエントラント名はJIM GAINER)から植田正幸選手とのペアで参戦。
マシンはフェラーリF360をドライブしました。
このマシンはGAINERが独自に開発したフェラーリで、2003年からGT300に参戦しているマシンでした。
2007年はマシンの老朽化が否めずに成績は低迷。安田選手が参戦したこのレースも予選18位、決勝21位という結果に終わっています。
日産のドライバーとしてすっかりお馴染みの安田選手ですが、日産のマシン以外でSUPER GTに参戦したのはこのレースのみです。
まとめ
安田選手は長く日産陣営で活躍している選手だけに、筆者もこのフェラーリの事はたまたま情報を入手するまでは全く知りませんでした。
当時はマシンの部分で苦しい戦いになったようですが、今年は最新型のマシンで参戦します。
あの時の鬱憤を晴らすようなレースをして欲しいと思っています。