SEGAから発表されたSUPERGTの公式アーケードゲーム「SEGA World Drivers Championship」(通称:SWDC)。正式稼働が3/14からと発表がありましたが、実際にはどの様なゲームなのでしょうか。今回は編集部員が実際にロケテストに参加してみて感じた事や、思った事も詳しくお伝えすると共に、「この記事を見れば、SWDCの全てが分かる!」ように徹底解剖していきます。
SEGA World Drivers Championshipとは?
「F355チャレンジ」や「イニシャルD」などの車を取り上げたタイトルが数多くあるSEGAですが、今回はGTAとコラボレーションし「本格レースゲーム」として初のSUPERGT公式アーケードゲームとして登場したのがこのSEGA World Drivers Championship「SWDC」です。
アーケードゲーム初の「多人数×多店舗クロスバトル」
SWDCでは、他店舗通信を利用した「多人数×多店舗クロスバトル」が特徴で、プレイ店舗と多店舗で最大10人のリアルタイム対戦が可能となっています。
また、10人のユーザーに加えてCPUマシンを35台加えた、合計45台での多人数対戦が可能。
同社のタイトルで人気のレースゲーム「頭文字D ARCADE STAGE」は最大2人対戦、バンダイナムコエンターテイメント社のレースゲーム「湾岸ミッドナイト」では最大4人対戦と、リアルタイム対戦では他タイトルの比ではない人数です。
実際に参戦しているSUPER GTマシンを忠実に再現!
ゲームとなると、気になるであろうマシンのモデリング。
市販車が登場するアーケードゲームとは違い、レーシングカーが登場するSWDCでは、マシンごとのカラーリングやステッカー・空力パーツなどの再現など、細かいモデリングが必要とされますが、GT500では唯一開発が認められており、メーカーによって形状に違いが出る「デザインライン」と呼ばれるフェンダーラインから下部にかけての空力パーツの細かい部分まで再現されており、スポンサーロゴなども細部に渡り再現されています。
今回のロケテストで収録されていたマシンは、GT500が3マシン、GT300が6マシン。
GT500マシンは、 No.19 「WedsSport ADVAN LC500」・「No.16 MOTUL MUGEN NSX-GT」・「No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R」の3台がドライブ可能。
GT300マシンは、No.5 「マッハ車検 MC86 GTNET」・No.25「VivaC 86 MC」・No.48 「植毛 GT-R」・No.52 「埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC」・No.60 「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」・No.61 「SUBARU R&D SPORT」の6台をドライブ可能です。
7月のロケテストでは、GT500「LC500」「GT-R」「NSX-GT」のテストマシン、GT300では前述以外にNo.30 「TOYOTA PRIUS apr GT」がドライブ可能でした。
正式稼働で収録されるGT500マシンは、3メーカー計15チーム。
代わってGT300マシンは、JAF-GT車両・FIA-GT3車両が参戦。 国内メーカーだけでなく海外メーカーの車両やGTアソシエイションが提案するマザーシャシーなど、多種多様な車両がエントリーする予定です。
レーシングカーさながらの筐体!新開発 パドルシフト付きのレーシングハンドル
SUPERGTでは、シーケンシャルシフトやHパターンのマシンが年々減少し、今ではパドルシフトが一般的となっています。
SWDCでは、新たに「パドルシフト付きレーシングハンドル」を開発し新搭載。
それだけではなく、GTマシンさながらのインジゲーターやハンドル部分のボタンなど、今までのレースゲームではなかった「本格的」な操作が可能となっています!
収録コース
今回のロケテストで実際に収録されていたコースは、市街地・高速道路をモチーフとした3コース。
今後は、富士やSUGO・鈴鹿と言ったSUPERGT実際に開催されるサーキットが収録される事に期待です。
正式稼働の際には、オリジナルコースのバリエーションも増えると言う事で、どの様なコースが収録されるのか楽しみですね。
プレイ中に無線が飛んでくる!?体験してみて
現地到着!@編集部H#swdc pic.twitter.com/pceYMCSrm8
— We Love SUPERGT!! (@WLSGT_jp) July 28, 2017
筆者がテスト走行会に参加したのは、7月下旬のSWDCロケテスト初日。
当日はロケテスト開始1時間前に到着する気合の入れようでした。(笑)
案内され、筐体を見た時に一番最初に目に入ったのが、パドル付きレーシングハンドル。
筐体自体は、同社のアーケードゲーム「頭文字D Zero」と同じ物ですが、圧倒的なハンドル部分の存在感。
実際にプレイしてみると、重すぎない程良いフィードバックでパドルシフトも違和感なく操作出来ました。
レースシュミレーターと比べゲーム性が高く、SUPERGTの事をイマイチ分からない人も「気軽にプレイ出来る」様になっています。
だからと言って、ゲームゲームしている訳でもなく、オーバースピードで突っ込むとアンダーステアが出たり、プレイヤー同士でのプレーキングポイントの違いから勃発する「ブレーキング競争」も出来る本格派です。
また、プレイ中に無線が飛んでくる演出には驚きました。実際のレースでも、無線はレースの結果を左右する重要なツールとして活用されていますが、このSWDCでは、ハンドルに付いている無線ボタンから、チームからの無線を受信する事が出来るのです。
無線の会話は、ドライバーによる個性が出ると言いますが、実際にレーサー気分を味わうに一役買っている面白い演出だなと思いました。
We Love SUPERGT!!のテーマである「多くの人にSUPERGTの面白さ・楽しさを知ってもらう」「既存のファンもより一層楽しめる」事に、この「SWDC」によって一歩近くという事で、正式稼働が待ち遠しいです!
※正式稼働後、プレイデータの保存には「Aimeカード」もしくは「おサイフケータイ」が必要です。
カードの詳細については、こちらをご確認下さい。(https://my-aime.net/aime/jp/p/info/about.html)
まとめ
2018年の3月14日(水)から、全国のアミューズメント施設で稼働開始と発表があった SEGA World Drivers Championship「SWDC」ですが、レースゲームとして「SUPERGT」というジャンルが確立出来る様なタイトルになる事は間違いないと思います。
気軽にレーサー気分を味わう事が出来るSWDCが、全国のゲームセンターで稼働されるのが待ち遠しいですね!
SEGA公式サイト: https://sega.jp/
セガ・インタラクティブ公式サイト: https://sega-interactive.co.jp/
SEGA ID公式Twitter: https://twitter.com/SEGA_ID
SWDC公式サイト: https://swdc.sega.jp/
SWDC公式Twitter: https://twitter.com/SWDC_OFFICIAL