1994年のシリーズ開幕から24年目のシーズンを迎えたGTシリーズ。その長い歴史を紐解くと意外な過去が明らかになってきます。現在では、メーカーのワークスドライバーとして活躍している有名ドライバー達も、キャリアの初期には意外なマシンをドライブしていたことも。このシリーズでは、そんな有名ドライバーが過去にドライブしていた意外な参戦マシンを紹介します。
道上龍がポルシェをドライブ!?
2017年はホンダ・シビックでWTCCにフル参戦している道上龍選手。
SUPER GTでは長くホンダのエースとして活躍し、2000年にはホンダに初タイトルをもたらしました。
GT500では2013年を最後に第一線から離れていますが、2015年~2016年には自身のチームである「DRAGO CORCE」を率いて監督として参戦しました。
GTだけではなくJTCCにはアコード、N1耐久にはシビックと道上選手の箱車レースでのキャリアはホンダとの関わりが非常に強いです。
ですが、そんな道上選手もGTでのデビューマシンはホンダ車ではなくポルシェでした。
道上選手は1995年第4戦富士から「 KANEKO PORSCHE」でデビューし、最終戦までの3レースにエントリー。
当時はドライバー1人での参戦が可能だったことからソロでレースを戦いました。
戦績は14位、12位、8位と全戦で完走を果たしています。
この時のエントラントはチーム国光で、このチームもGTデビューはポルシェを使用していました。
またこの年のみチーム国光は2台体制で参戦しました。
この後、道上選手は98年に無限からエントリー。その後は童夢、NAKAJIMA RACINGと渡り歩きNSX、HSV‐010をドライブし通算8勝を挙げています。
まとめ
道上選手はドライバーとしても監督としても確かな軌跡を残してきました。
現在は現役を退いていますが、もう一度SUPER GTの舞台に戻ってくることを期待します。