日本最高峰のモータースポーツとして、今まで沢山のレースが開催されてきた「SUPER GT」。最近では、海外のドライバーが多数参戦するなど、日本だけではなく世界最高峰のレースと言っても過言ではありません。そんなSUPER GTに参戦するGTマシンのベース車を紹介しよう!というこの企画。今回はGT300クラスに参戦している「AMG GT3」のベース車「AMG-GT」をご紹介します!
AMG-GT
AMG-GTは、SLS-AMGの実質的な後継車として、2014年に発表されました。
SLR マクラーレンの後継車として開発されたSLS-AMGの様な「スーパーカー」というカテゴライズではなく、ポルシェ・911などを直接的な競合車としています。
エンジンは、専用に開発された4.0ℓ V型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。
ドライサンプ方式を採用し、車体の低重心化を図ると共に、細部に至るまでの徹底的な軽量化が施されています。
2017年シーズンのSUPER GTでは、合計3台のAMG-GTがデリバリーされ、GT300クラスに参戦していました。
また、2つのターボチャージャーをVバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトを採用し、軽量コンパクトなターボチャージャーに。また、砂型鋳造されるクローズドデッキのアルミクランクケースや、ピストンに鍛造アルミ製を採用するなど、軽量でありながらも高い強度を実現しています。
足回りは、「AMG RIDE CONTROL」というAMG独自のシステムで、電子制御ダンピングシステムを採用。
「C」3つのモードが選べ、街中や長距離移動時に適している「C」、サーキットやワインディングでのダイナミックなドライビングが実現できる「S」「S+」の3つのモードに切り替える事が可能で、サーキット等でのスポーツ走行と、街乗りの快適性を高い次元で両立する事が出来ます。
まとめ
専用開発のエンジン&トランスミッションと、高性能と迫力の存在感をもたらすボディに収められたワイドタイヤ。電子制御LSD、AMGリア・アクスルステアリングなどがもたらす驚異的な旋回性能。
AMG-GTでしか味わえない唯一無二のドライビング体験は、今までのメルセデスベンツ・AMGのモータースポーツ活動からフィードバックされた「究極」の市販車である事は間違いありません。