現在シリーズでは2戦が終了し、各陣営共に速さを見せている2018年シーズン。昨シーズン予想した「We Love SUPER GT!!的優勝予想!」では見事的中し、勢いそのままに今回も優勝予想しちゃいます!今回は、今まで開催されたRound.1岡山戦とRound.2富士戦の振り返りをしつつ、Round.3鈴鹿戦の予想をしていきます!
Round.1 岡山戦
第1戦岡山では、#17 KEIHIN NSX-GT と、#100 RAYBRIG NSX-GTのNSX-GT2台によるトップ争い。
LEXUS勢では、予選の低温に苦しみ、順位を下位に沈めていた#1 KeePer TOM'S LC500 と #6 WAKO'S 4CR LC500が追い上げる展開になりました。
NISSAN勢では、岡山戦のレースの展開を大きく左右させた#23 MOTUL AUTECH GT-R と#24フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R のフライングペナルティ。
NISSAN勢の2台のペナルティがなければ、レースはもっと違う物語になっていたかも...。
今回の岡山戦で筆者が注目したのは、トップ争いを演じた #100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトン選手のタイヤの労わり方。
#8 ARTA NSX-GTも #100RAYBRIG NSX-GTと同じ様に、タイヤ無交換作戦を実行しピットアウトしましたが、#8の終盤の厳しさを見てみると、同じ様に無交換作戦を実行しドライブをした#100 のバトン選手のマネジメントの腕が見て取れます。
言わずと知れたF1ドライバー、ジェンソン・バトン。
彼の実力は折り紙つきです。
代わって、2メーカーに比べレース展開が厳しかったと思えるのはレクサス陣営でした。
路面の温度が想定よりも上がらずタイヤ発熱に苦しんでいたようで、サーキットサファリでは#36 au TOM'S LC500 関口雄飛選手が、クラッシュしてしまうというハプニングもありました。
そんな中、苦しくても最終的には上位へ上がってくる#1 KeePer TOM'S LC500と#6 WAKO'S 4CR LC500は、レースの勝ち上がり方を知っている強みがあるなと感じました。
決勝結果を見てみると、HONDA勢の表彰台1-2でしたが、セッティング・マシンコンディション・天候などの条件が揃えば、各メーカーの面白い戦いを見れる様な、今シーズンが楽しみな開幕戦でした。
Round.2 富士戦
低・中速レイアウトの岡山からガラッと変わって、超高速ステージとなるの第2戦富士。
フリー走行から、富士のコースがどのマシンに合っているんだろうかと楽しみでしたが、まさかの濃霧による視界不良で、フリー走行が90分から30分に変更になってしまいました。
その為、どのチームも十分な確認が行えないまま、持ち込みセットを確認した程度だったのではないでしょうか?
エンジンが好調と言われ、エンジンパワーの比重が高い富士の、HONDA NSX-GT陣営へ注目が集まってましたが、予選結果を見ると、下馬評とは一転、厳しい予選となってしまいました。
HONDA陣営は、LEXUS・NISSAN陣営と比べるとテスト量が少ないので、フリー走行が短くなったのも予選で好位置につける事が出来なかった要因の1つではないかなと考えられます。
またセクターごとに見てみると、セクター2までは他メーカーともほぼ互角のタイムで走行をしていますが、セクター3で他メーカーよりも0.5秒ほど遅れてしまっていました。
HONDA NSX-GT勢はリアウイングを立てていたので、テクニカルな最終セクターは速そうに思えたのですが、予想とは裏腹な結果に。
HONDA NSX-GT勢とは対照的に、一番ウイングを寝かしていたのはNISSAN GT-R勢。
#23 MOTUL AUTECH GT-Rと、他チームのGT-R勢での差が、比較的大きいところが気になる所です。
#23は、他チームへデータを共有してるようですが、今回#23が他のマシンと比べて優れていると思われる所は、「チーム力」と「ドライバーの頑張り」なのではないのでしょうか?
予選では、ロニー選手は3位という結果でしたが、セクター3でミスをしてしまった点がなければ、タイム的にもポールポジションを獲得できていたのではないかと考えています。
決勝日の朝のイベント広場ニスモブースでのトークショーでは、松田選手が自信のあるコメントを残していました。
そしてやはり、富士という舞台で強さを見せたのは、LEXUS LC500勢です。
#38ZENT CERUMO LC500 の立川祐路選手のポールポジション獲得は見事でした。
2度のアタックとも好調だった#6のスリップストリームが使える位置でのアタック、場所取りも「富士マイスター」の名を悉く見せつけました。
LEXUS勢では、他にも #6 WAKO'S 4CR LC500 #36 au TOM'S LC500 #39 DENSO KOBELCO SARD LC500 も予選上位に位置付け、決勝はLEXUS陣営 vs NISMO陣営の図式ができたと言えます。
決勝では、タイヤのウォームアップに優れていたミシュランタイヤを履く #23MOTUL AUTECH GT-R がオープニングラップで、2台のレクサスを抜きトップに浮上。
レース中盤、#39 DENSO KOBELCO SARD LC500にトップを譲るも、最終スティントでの快走で今季初優勝。
富士戦で他陣営と比べて速さが付いて来ていなかった様に見えたHONDA NSX-GT勢ですが、特にレース終盤に気温が下がってきてからはピックアップにも苦しんでいたようです。
Round.3 鈴鹿戦のWLSGT!!的予想!
先月行われた公式テスト結果では、HONDA NSX-GT勢がタイム的に上位に来ており、今回の鈴鹿戦決勝レースでも上位に食い込んで来るのではないかと予想しています。
NISSAN GT-R勢では、#24も公式テストでは良いタイムを刻んでいた上に、ウェイトハンデも軽いので注目です。
LEXUS LC500勢は、#19WedsSport ADVAN LC500 、そしてブリジストンタイヤを履くマシンの中で、ウェイトハンデが比較的軽い#36 au TOM'S LC500に注目です。
今年の鈴鹿は5月開催となり、昨年よりかなり涼しい時期の開催になります。ですが、最近の天候状況では、5月とは思えない暑さが続いています。
各タイヤメーカーの持ち込んでいるタイヤに合わせたセットアップが鍵となると思われます。
また、昨年のダンロップタイヤを装着した #64Epson Modulo NSX-GT が快走したようなことが今年もあるのではないかと思います。
今回の鈴鹿本命は......
#100 RAYBRIG NSX-GT
と予想します!!
その対抗では、
#36 au TOM'S LC500
#12 カルソニック IMPUL GT-R
と予想!!
まとめ
鈴鹿はなかなか予想しづらいラウンドですが、皆さんの予想はいかがでしょうか?
自分流の予想を立てて、レースを観戦してみるのも面白いかも知れませんね。
サーキットではイベントも沢山行われていますので、行かれる方は現地で、遠方の方や都合がつかない方はJSPORTSでぜひ鈴鹿を楽しみましょう!