1994年のシリーズ開幕から長い歴史を持つGTシリーズ。その歴史を紐解くと意外な過去が明らかになってきます。現在では、メーカーのワークスドライバーとして活躍している有名ドライバー達も、キャリアの初期には意外なマシンをドライブしていたことも。このシリーズでは、そんな有名ドライバーが過去にドライブしていた意外な参戦マシンを紹介します。
高木真一がスープラをドライブ!?
今回は高木真一選手を紹介します。
2017年シーズンを終えた時点でGT300通算18勝を記録。2002年にはGT300のシリーズチャンピオンを獲得し、2017年も1勝を挙げてランキング4位を記録したベテランドライバーです。
高木選手は1999年からARTA(apr)よりGT300に参戦しており、MR2、MR-S、GARAIYA、CR-Z、BMWといったマシンをドライブしていますが、実は高木選手のGTデビューのマシンはGT500クラスのスープラです。
高木選手は1998年にINGINGからESSO Tiger Supraでデビュー。ピエール・アンリ・ラファネル選手、アンデルス・オロフソン選手らとペアを組みました。
最終戦を除く6レースに参戦しベストリザルトは第6戦で6位を記録しています。
高木選手がGT500に参戦したのはこの年のみで、翌年からGT300で活躍しています。
まとめ
長くGT300で活躍している高木選手ですが、GT500でも経験のあるドライバーです。
完走を果たしたのは1戦のみでしたが、このスープラでの経験は高木選手の糧になっているのではないでしょうか。
話題は変わりますが、筆者は以前高木選手からサインを頂いたことがあります。
その時筆者が「ありがとうございます。」とお礼を言ったところ、高木選手は「こちらこそありがとうございます。」と仰っていました。
その時の対応がとても印象に残っており、以降筆者は高木選手に好感を持っています。
高木選手は2018年もARTAから参戦することが発表されています。
今シーズンも活躍に注目したいと思います。