1994年のJGTC開幕から現在まで数多くの熱戦が展開されたSuperGT。その熱戦は2017年までで13カ所のサーキットで行われてきました。今回は開催サーキット特集!第1回は、例年開幕戦が行われる岡山国際サーキットをご紹介します!
歴史
岡山国際サーキットはゴルフ場の開発、経営などを手掛ける「タナカインターナショナル株式会社」により建設され、「TIサーキット英田」という名称で1990年11月に岡山県英田町(現在の美作市)にオープンしました。
当時はバブル景気に沸く当時の世相を反映して、1500万円の入会金が必要な「会員制サーキット」というユニークな仕組みを導入したことで話題となりました。
その後運営会社の商号変更を受けて2005年に「岡山国際サーキット」に名称が変更されました。
開業から現在まで2輪4輪問わず国内トップカテゴリーのレースが数多く開催され、1994年と1995年には鈴鹿での日本グランプリとは別に「パシフィックグランプリ」という名称でF1も開催されました。
F1のみならず2008年から2010年にはWTCCを開催するなど国際格式のレースも数多く開催されています。
コースの特徴
全長3,703m、コース幅12〜15m、高低差29m。メインストレート(約600m)とバックストレート(約700m)を合計13の中低速コーナーで繋ぐ構成の、テクニカルサーキットです。
コースはショートカット路を利用して分割することも可能です。
レイアウトは開業当時から大きな変更はありませんが、2輪での安全確保のために小さな改修が施されています。
GT開催について
このサーキットでのGTレースは1998年のオールスター戦が初開催となり、その翌年からシリーズ戦が開催されています。
開催時期は1998年が11月に開催され、1999年は9月下旬、2000年は9月上旬と当初は固定されていませんでしたが、2001年以降は春の開催に固定されています。
2011年は当初は4月上旬に予定されていましたが、東日本大震災の影響で5月下旬に延期されました。
レース距離はオールスター戦の1998年と震災の影響で距離が短縮された2011年が250Km、それ以外の年は300Kmで行われました。
まとめ
ここでは例年開幕戦が行われています。
その為、岡山の景色を見て開幕を実感するファンも多いかと思います。
新しいマシン、カラーリング、ドライバーのお披露目がここで行われてきました。
今後もそんな光景が岡山国際サーキットの風物詩になっていくのかもしれません。